信州アトムとは

会社案内

一般社団法人信州あなん
トータルマーケティング

「一般社団法人信州あなんトータルマーケティング」通称「信州アトム」では、産業の再生や外貨の獲得による地域住民の収入の増加を図り、暮らしを豊かにすることを目的として、農林産物生産拡大事業、農林産物出荷販売事業、米販売事業、交流促進・観光振興事業、特産品販売事業、ふるさと納税特産品事業をはじめ、令和3年度から、遊休農地対策プロジェクト事業に着手しております。


信州アトムの実績

アトムの社員数は、平成21年(設立年度)の124人から、現在では357人となり約3倍の増員となりました。売り上げは農林産物の販売が平成21年度21,802,000円から、令和2年度には36,836,000円となり、約1.7倍に推移しています。

また、都市住民との交流を目的とした農家民宿では、受け入れ人数が1,000人余に推移しており、クラインガルテン新野高原での交流人口も3,000人余と多くの方に魅力を発信しています。

さらに、平成25年から始まった[ふるさと納税」の返礼品で扱う町産米は、3,600俵となり、遊休農地の拡大に歯止めをかける重要な役割を果たしています。令和3年度からは、高齢化により作付けができなくなった水田をアトムで借り上げ、播種から精米までを一手に担う新たなプロジェクトに挑戦しています。



農業振興事業

生産拡大の支援

営農・技術指導、安全・安心指導
消費者が求める「おいしい」、「安全・安心」な農作物を生産するため、営農、技術指導(戸別訪問、栽培指導、講習会など)や農薬の使用方法、防除暦の検査等を通じ生産者全員の栽培技術、知識の向上を目指しています。

出荷販売の企画

生産者から出荷された農作物は、トラックで集荷し、出荷場で職員らが一つ一つ検品し、荷づくりを行い、消費者の元へ配送されます。
清澄な空気と良質な水、標高差と内陸特有の昼と夜の気温較差を活かした、阿南町ならではのおいしい野菜をお届けするため、日々努力しています。

モデルほ場の管理・運営

農業の担い手の確保や、推進作物の普及・PRのため、遊休農地を活用したモデルほ場を管理・運営しています。



観光・都市との交流事業

農家民宿・セカンドスクール事業

農業者が経営する民宿で、農山村での生活体験、農林業体験、郷土料理づくりを楽しんでもらう「農家民宿」、都会の小・中学生がクラス全員で農村部に移動し、豊かな自然の中で体験学習をする「セカンドスクール」。
近年、体験型教育旅行として注目が高まっており、阿南町では平成30年度1,037人(飯田市下伊那では年間1万人を超えます)の子どもたちを受け入れております。
信州アトムではこうした「農家民宿・セカンドスクール」事業を促進し、町の活性化に寄与する活動を行っております。

農山村体験プログラム

豊かな自然、美しい景観、伝統の食文化、民俗芸能など多様な地域資源を町外へ広く発信するため、農作業、収穫、郷土料理教室など各種体験プログラムを企画し、都市との交流を推進しています。

クラインガルテン新野高原管理運営事業

長野県の最南端、標高800mの恵まれた自然と、夏は新野の盆踊り、冬は新野の雪まつりなど伝統芸能の宝庫、新野(にいの)地区に平成22年4月クラインガルテン(滞在型市民農園)がオープンしました。町から指定管理を受け、信州アトムが管理運営を行っています。


法人概要

名称一般社団法人 信州あなんトータルマーケティング
(通称:信州アトム)
所在地〒399-1504
長野県下伊那郡阿南町西條2556番地6
設立年月日平成21年4月1日
連絡先TEL:0260-31-1300
FAX:0260-22-2600
社員数357人(令和3年4月15日現在)

組織図

組織図


アクセス

阿南町へのアクセス

交通アクセス

アクセスマップ


信州アトムのはなし

信州アトムのはなし

長野県阿南町(あなんちょう)

信州アトムがある長野県下伊那郡阿南町は、南アルプスと中央アルプスに挟まれ天竜川の右岸、信州の南端に位置し、愛知県に接する山間の町です。
長野県飯田市と愛知県豊橋市を結ぶ国道151号は町の真ん中を南北に走り、今では「祭り街道」と呼ばれています。町に現在まで続く貴重な民俗芸能や懐かしい風景・生活習慣は、この街道沿いの一帯が、日本の原型としての文化や、ふるさとらしい風景が残る地域として広く知られています。
町は戦後の復興と産業構造の急速な転換の影響を受けた典型的な過疎地域で、合併直後の昭和35年の人口は10,343人、令和3年度には、人口4,386人、2,005世帯(令和3年4月1日現在)、高齢化率は44.5%です。


平成20年、「人口5,000人を割れば町はもっと疲弊する。この先年金が減ればもっと生活が苦しくなる。何とかしないと町の明日はない。今やらないと大変なことになる。」
町は、年金に50万円プラスして稼ぐことができたら元気が出るのではないかと考え、『年金プラス収入50万円』構想を打ち出しました。

「『年金プラス収入50万円』の実現には外貨獲得するため販売先を提供してあげることではないか。農業に例えれば農家には農産物の生産に専念してもらう環境をつくり売り先は組織で探す。急峻で狭い農地たとえ一畝からでもいいから始めてほしい。町の活性化は行政の施策では限界があるから、行政と町民・民間を結ぶ、その取組みに特化した中間的な支援組織を作ろう」と。
平成21年4月、組織は、「一般社団法人信州あなんトータルマーケティング」と名付けられ設立しました。組織は、非営利法人で信州アトムの目的を同じにする皆さんの活動によって事業が成り立っています。


農活

農活(のうかつ)

農業や農村風景が消えていくふるさとは、農山村とは言えず、文字通りの山村です。また、農業は経済効果ばかりではなく、昔から地域の人間関係を形成してきた重要な役割を果たしおり、これからも地域のコミュニティを維持するために大切であると考えております。信州アトムは、農山村を活性化していく農山村に住む人による活動=「農活」の推進に取り組んでいます。


アトムだより

信州アトムから様々な情報を発信しています。